【仕事復帰】なぜ女性は集団になると独自ルールが発生するのか、その原因と対処法について【ママ友グループ】
こんにちは。ぱみです!
今回は女性の職場や、ママ友グループに苦手意識のある方に向けて、女性の集団心理が「マイナス」に働くとどうなるかについてまとめていきたいと思います。
この記事は、こんな方にオススメ!
『わかってはいるけどモヤモヤしている』
『上手くやっているけど面倒くさいよね』
『すごく疲れてしまうけど原因がよくわからない』
という方々が「あーなるほど、そうかもしれない」と頭の中を整理できるように言語化したものをまとめていきたいと思います。
『女性の多い職場(グループ)でも問題ないわよ?』という方は既に女性の職場でやっていくことに長けていると思うので、読み飛ばしていただいて構いません。
こちらの記事は
すべての事案に当てはまるものでもありません。
すべての女性に当てはまるものでもありません。
男性にもあてはまる部分があるかもしれません。
また、男女の脳にそれほど性差はないという論文もあります(下記参照)。
しかし、筆者は女性の多い職場で働いていた経験があります。
データとして性差はないといえども、体感的には『性差はない』とは言い切れませんでした。
例えば「男性が大人数でつるんでご飯を食べに行く」という光景は見られませんが、女性が大人数でご飯食べに行くという様子はよくみられました。
また、女性から男性に「これどうやって操作したらいいの?」と聞くことはありましたが、男性から女性に「これどうやって操作したらいいの?」と聞く様子はほぼみられませんでした。
脳の感情処理にそこまで性差はないかもしれないが、みんな男女の「役割」を意識して動いているようにも見えました。
さて、筆者ですが、女性の多い職場に入りたての頃、はじめは気遣いをしていました。
しかし、あることに気づいてからは気遣いを5割減らし、かわりに自分のやり方で業務をすすめるようになりました。
その内容については、「周りが平等であるかどうか監視する」に記載してありますので、興味のある方はご覧ください。
女性同士の人間関係で特に窮屈に感じたのは、会社の公式ルールの他に、女性だけの間に存在する「裏ルール」に従わなくてはならない時でした。
ほんのひとつまみではありますが、具体例を挙げて「裏ルール」をご紹介します。
∬裏ルール:会社を休むときは事前・事後に謝罪せよ∬
さらに休み明けには、「お休み頂いてすみませんでした」と再度謝罪と、高級菓子を持ち合わせないといけない。
それを守れないものは、徐々に無視・無関心の対象リストに入れられる。
という幽遊白書13巻の四次元屋敷に出てくるような地獄の裏ルールが存在していました。
使用者から与えられた有休で休むとき、本来理由は述べなくてもいいのです。
「年休の利用目的は、使用者の干渉を許さない労働者の自由である」という、
年休自由利用の原則があります。(引用:白石営林署事件)
ですが、正しい事実があったとしても、女性が多い職場だとそうはいきませんよね。
女性にとって不透明は「得体が知れない=危険回避の対象」ですから、すべて把握し、透明化したいわけです(でもなぜかグループトップは自分のことは話さない)。
女性同士が情報伝達・共有に優れているというのは、自分たちの家族を危険から守るという古来からの生活の知恵ともいえるでしょう。
男性上司が気にしなくとも、女性TOPが「有休利用時に理由は述べなくていい」というルールを浸透させない限り、通常は難しいことではないでしょうか。
<あれれ?変だな?と感じた時の対処方法>
穏便にすますためには、「郷に入って郷に従え」精神でまずは先人たちと同じやり方にしたほうが無難でしょう。
とはいえ、筆者は誰が有休取得しても、まったく迷惑ではありませんでした。むしろ謝罪して他人に自分の休みを認めてもらうルールに驚きを隠せませんでした。
なので自分は謝罪の代わりに、「お休みありがとうございました」とお礼は言っていました。一応。
お土産について。こちらは個人の見解です。
お土産はみんなと「おいしいね」と言いあいたくて(お土産の中に自分もカウントする)、レビュー等調べてから買っていました。私は結構サプライズが好きだったりするのでこれは苦になりませんでした。
「ナニコレスポンジぱさぱさです!」みたいなものは心の中で悲しんでいた記憶があります。
食べて美味しいとやっぱり幸せな気持ちになりますよね!
・年功序列に厳しい
多くの場合、女性は集団において先にいる人を重んじる傾向があると言えるでしょう。
なぜなら、女性は太古から情報交換を大切にし、共有することで危険を回避してきた生物だからです。
ゆえに、新しく入ってきた人物は「謎」な存在で「危険か安全か」判断できる材料がありません。
新しく加入した人間は「自分たちの仲間か、敵か」を判断しかねるということです。
なので、ニュータイプよりは長年調和を保ってきた(「このやり方で何十年もやってきたの。来たばかりの人に任せるわけにはいかないのよ」)信頼関係のほうを大事にするわけです。
そしてニュータイプは自分より「上」か「下」か品定めをします。一度は耳にしたことがある方もいらっしゃると思いますが、
『マウンティング』と呼ばれる行為です。
それは意識・無意識両方で行われます。
マウンティングする内容は、「外見」だったり、「知識」だったり、「学歴・経歴」だったり様々です。
マウンティングする人の心理は、その人それぞれの個性によって違いもあるようです。
例えば、『常に一番でありたい』、『自分の役割を確保したい』、『お気に入りの人を取られたくない』、『自分が一番下になりたくない』、『自分の立ち位置に被ってほしくない』などです。
個性はありますが、このような女性の集団は、共通項があります。それは、
『自分たちの作り上げてきた輪を乱されないかどうか』という心理です。
新しい人を受け入れがたい方々の共通事項だとも言えます。
新しいものを受け入れるということは、年齢層が高い職場ほど困難に感じる人が多いようです。また、変革速度の遅い地方の職場などにも当てはまるのではないでしょうか。
なぜ、新しいものを受け入れがたいのでしょう。
◆一つ目は年齢があります。
年齢が高い方ほど、生きている時間も長いですから、それに付随した経験則により自我も強くなると考えます。
我が強くなると、若い世代間ギャップも、自分の常識の範囲内では受け入れ難くなるのです。
「このパターンは前にこういうことがあったからこうしたほうがいい」
「これは今まで私が生きてきた中でないことだから、ありえないわ」
「それをすると怒られるわよ。あれ?なぜこの子は怒られないの?私の時は厳しく追及されたのに」
などです。
先人たちも昔は若い女の子でした。
そしてその時から年配の女性たちも存在しました。
歴史は繰り返すように、自分が受けた影響を「いい」か「悪いか」で判断し、いつの間にか自分より年下の女性に当てはめている場合があります。
それを「だからおばさんは嫌」と、真っ向から否定することは避けましょう。
その人たちは自分が否定されたような気になり、悲しさが怒りに変わります。
<年功序列のグループに所属した時の対処方法>
まずは受け止め(受け入れなくてよい)、仕事と人間関係図を覚えてから自分なりのやり方を小出しにしていくことをおすすめします。
◆二つ目は長年同じ職場にいるがために、外の変化を知らない。です。
小さな職場では転勤や異動などほぼありません。
そして長く勤めている人は仕事のやり方に慣れています。
そのため、久々の新人が来ると受け入れ態勢が整っていないため、
「なぜこんなこともできないの?」と思うようになります。
小さな職場に教育係の育成を行う会社は少なく、教育の方法がわからなく抜てきされると、その疑問は蓄積し、いつしか教育係のストレスになります。
そしていつのまにかその人の中で新人ちゃんは「仕事が出来ない人」のレッテルを貼ってしまうのです。
さらには疎むようになり、しまいにはなじみの上司に「あの子本当に仕事出来なくてどうしたらいいかわからない」と愚痴をこぼすようになります。
新人さんが辞めては新しく入り、辞めては新しく入りする職場では、このような事情も背景にありそうです。
「最近の新人は根性がない」という人事担当者の方は令和の時代、少なくなってきたと思われます。
しかし、もし、会社でこのようなことが起こった場合、先の事例を疑ってみることも必要かもしれません。
そのような人たちが一定多数いる職場では、『自分たちの作り上げてきた輪を乱されないかどうか』という不安から、「仕事が出来ない新人ちゃんのために、自分の仕事がままならない」→「排除しなくては」という状況が起こりえるともいえます。
<新人が久しくいない職場に配属されたときの対処法>
・教育係が伝えた内容はメモをとる。その場でできなかったら、話が終わった後すぐにメモをとる(記憶が曖昧になるため)。
・1ヶ月以内に自分の仕事の6割を把握する。残り4割は、3ヶ月~6ヶ月以内に覚える。
・3ヶ月以内に社内の人の動きを理解する。
・受け手側だけに回らない。じぶんからもアウトプットできる環境をつくり(これお手伝いしてもいいですか?など)、仕事を覚えていく。
・周りが平等であるかどうか監視する
表面上そっけない対応されようが、手厚くもてなされようが、しばらくは新人さんに先人たちの目は注目します。
おかしなことをしないか、どんな目的があるのか、どんな立ち振る舞いをするのか、どこぞの誰なのか、輪を乱さずにやっていけるのか
などなど、興味をおかれます。
そこで良くも悪くも自分たちより「目立つこと」をしたらもう大変です。
監視役の女性が黙っていません。周りの先人たちの女性に報告して回ります。
そこでその人の意見を信じるか信じないかはその人たちの性質によるでしょうが、集団の意識としては「目立つ杭は打たねば」なりません。
直接的には言わないものの、
『私と○○さんはここに来た時から仲良しなんだぁ(職場・ママ友グループ)』
『上の子たちがもう5年くらい通ってて…(習い事)』
など遠回しに牽制行為を働きます。
その言葉の裏には、
『ここの(私の中の)ルールを守ってね』
『だから私以上にこの人とは仲良くしようとしないでね』
『私のほうが古参だから私のほうが上なの』
など、新人さんに対する要求が隠されています。
もちろん独自ルールなわけですが、グループの中では公式ルールに近い効力を発揮します。
これを見抜くか見抜けないかによって今後の展開も変わってくるでしょう。
監視役タイプはプライドが高く、嫉妬心が強いことが特徴です。
もう少し深く見ると、プライベートでは孤独を上手に消化できない環境にあるかもしれません。なので、自分の作り上げた(と思っている)集団に重きを置き、居場所を作るのです。
反対にプライドが高くても、嫉妬心が強くても、周りには監視せず穏やかな人もいます。その人はきっとライバルは自分で、周りの足を引っ張ったり、相手の反応を確かめる努力よりも、自分を磨く努力にウエイトを置いているのかもしれません。
筆者はこちらの考え方を持つグループ1択でしたので、理不尽さを感じよくよく観察していました。そこで気づいたのは
「互いの行動を監視しあうグループに所属するということは、自分の挑戦したいタイミングは順番待ち」だということです。
それは自分の持つ能力や個性が失われ、グループを尊重することになりますので、カースト制度の一番下にあたる新人にはあまりチャンスがまわってきません。
それでも自分の中の天秤にかけて、賃金が良かったり、居心地が良かったりなどデメリットよりメリットが上回るようならいいのかもしれません。
ですが、筆者は「ごめんなさい、ちょっとそれは・・・いつになるかわからないので」というつまらなさ、いや協調性に少し欠けていたので、グループを抜けて孤立しました。
上司よりもまず、そのグループに報告しなければならないという2重構造のホウレンソウに疲れてしまったのです。上司がGOサインを出しても、なぜかそのグループがNOを出すとNOにしなければいけない・・・。わけがわかりませんでした。
抜けた後どうなったかというと。
個人の達成率は上がりました。
自分は人に興味はあるのですが、群れることが苦手なので肩の荷がおりたように楽になりました。
<まわりが平等であるか監視するグループに所属した時の対処方法>
無難に過ごすのであれば、先のルールを読み取りましょう。読み取る情報源は一番最初に色々親切に教えてくれる人に聞くのがベストです。その人を逆ターゲットにして、グループ内部の力関係を教えてもらいましょう。
その際、誰かが誰かの悪口を言っている内容に乗ってはいけません。乗ると同調したと捉えられます。
もちろん自分が同調したい話(趣味やドラマ、他愛ない日常会話等)であればそうして構わないと思いますが、愚痴なのか、みんなの悪口をいう人なのかなど見極めは必要です。
大勢の前で話している場合はスマホをいじるふりなどして乗り越えられますが、1対1の場合はどうでしょうか。
その場合とりあえず傾聴し、
「(軽くうなずきながら)そんなことがあったんだね(ですね)」
「○○さんはその件をどう思ったの(ですか)?」
「(悪口に対して)笑顔でいることは素敵だなと思いますけど、毎日そうできるかといったら難しいですものね」
「入ったばかりなので何とも言えませんが・・・(申し訳なさそうに)」
など、はぐらかすことも大切でしょう。
コミュ力が高い人には相手の発信をはぐらかすだけではなく、自分のファンにする上級テクニックがあります。この話は次回の記事に織り交ぜていきますね。
いかがでしたでしょうか?
女同士メンドクサイ!!と思うことも多いですが、中にはマネしたいほど素敵なコミュニケーション術をもっている方や、いつも元気いっぱいだったり、ポジティブで明るい女性と出会うととても素敵だなと思うことはありませんか?
年齢関係なく、そういう方々とお話ししていると自然とこちらも笑顔になれます。そしてその方々の言うことは素直にすんなりと耳に入るのですね。
それは男性からは得ることのできない女性特有の強さ、柔らかさ、優しさだと実感するのです。
今、女性同士の人間関係に悩んでいる方は、この記事を読んで少しでも気持ちが楽になっていただけると幸いです。
「あなたと仲良くしたい」という気持ちが伝わってくるように、相手に「あなたは苦手・嫌い」という態度ももちろん伝わります。
「伝わってもいい相手であればいいじゃん」
「むしろ伝わってほしい」
「伝わると相手はどんな気持ちになるかな」
正解はありませんが、あなたの中で思い浮かんだのはどんな言葉でしたか?
以上、『新しく女性の輪に入ることが不安な方へ』でした。
「うんうんわかるわかる」、「こんなのもあるよー」と思った方は是非コメントお待ちしております!
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
次回は『自分の心に耳を傾けてみると世界が表情を変えた』 をお送りする予定です。